夢を追いかけて 〜バレエダンサー〜

今年18歳になる大澤ホロウィッツ有論(アロン)は3歳半から初めた少林カンフーを5歳でやめ、クラッシックバレエの道に進んだ。11歳でバレエの名門である英国ロイヤルバレエスクール、ロアースクール、通称ホワイトロッジと言われるリッチモンドパーク内にある学校に入学。毎年行われる進級バレエ試験を勝ち抜き、5年のトレーニングを終了、去年無事卒業した。 そして彼は去年の9月から新たな挑戦に挑んでいる。ロシア国立ワガノワバレエアカデミーに入学。無事1年目を終え、多少ロシア語も話せるようになり友達もでき、厳しいロシア式バレエトレーニングに励んでいる。バイオリンは7歳から始めグレード7(8がトップ)そんな彼にインタビューをした。 https://www.facebook.com/aaronosawahorowitz99/ https://www.instagram.com/aaron_oh_99/ Q: 何歳の時に、何がきっかけでクラシックバレエを始めようと思ったのですか? A: 当時よく一緒に遊んでいた女の子の友達がみんなバレエをやっていて、楽しそうだったので5歳の時に興味本位で始めました。 Q: バレエをやる前は何か他にスポーツなどはやっていましたか? A: スポーツではないですが、近所に少林カンフーの道場があり、母がそこに通っていたので、3歳半から一緒にトレーニングしていました。 Q: 最初のバレエレッスンはどんな感じで、先生をどう思いましたか? A: う〜ん、特に何も思わなかったです。とにかく体を動かせて楽しかったことしか覚えていないです。 Q: 当時お母様は最初のRADのバレエ学校からワガノワメソッドのロシア式バレエ教室に変えたそうですが、どうしてか知ってますか? A: 全く知りません(笑)当時はバレエのスタイルがどう違うかなど全く知りもしなかったです。 Q: ロシアバレエはどうでしか? A: トレーニングはキツかったです。特に柔軟が。年が上になるにつれてどんどんテクニックも難しくなっていきました。 Q: 確か9歳と10歳の時にロンドンチルドレンズバレエ団のオーディションに合格し、2年連続ピーコックシアターで公演をしていますが、どこでここのバレエ団を知りましたか?その公演はどうでしたか? A: ロシアバレエ学校の先生がチラシを母に渡したようです。当時は公演が4月だったんですが、10月にオーディション、1月から4月下旬の間までずっとリハーサルをして、春休みは毎日5、6時間リハーサルしていたと思います。その時はバスで片道1時間半かかるところに住んでいたので、往復だけでかなり疲れました。でも役をもらって初めてプロの振付師からどう踊るか、どう演技するかを学び、舞台の上で踊ることは本当に楽しかったです。 Q: ロイヤルバレエスクールに11歳で入学していますが、その前の年にはロイヤルバレエスクールの土曜教室であるジュニアアソシエイツのプログラムにオーディションし、1年所属いますが、ロイヤルバレエスクールは知っていましたか? A: 正直よく分かっていませんでした。でも当時プライマリースクール(小学校)を卒業し、もし将来的にプロのダンサーになる次のステップがそこに行く方が良いのであれば、そこへ行くべきだと思いました。ジュニアアソシエイツの時に初めてロイヤルオペラハウスでロイヤルバレエ団の白鳥の湖にモンスター役とページの役で出ました。既にロンドンチルドレンズバレエ団で舞台を経験していたので、それほど緊張もせずこなせました。プロのダンサーが同じ舞台にすごく近くにいるのが感激でしたね。 ©️J News UK, Chikako Osawa-Horowitz Q: 世界でも有名なバレエスクールへ入学する心の準備はできていましたか? A: そうですね。。多分自分と一緒に入学したイギリス人の同級生は他の国の人が思っているほど、もしかしたら自分たちが特別だとか、とても栄誉あることだとは感じていないかもしれないです。プライマリースクールが終わり、次のセカンダリー(中高)に入学しただけで、ただバレエのレッスンが普通教科と一緒にあり、1日が長いと言う感じです。まだ11歳でしたし、本当にあまり何も自分の状況が分かっていなかったです(笑) Q: 毎年バレエの進級試験があり、毎年どのようなバレエレッスンを受けていましたか?教科の勉強との両立はどうでしたか? A: 特に進級試験がある学期はかなりキツかったです。とにかく1日1日をクリアーしていくのに必死でした。教科もテストもあるので、宿題もテスト勉強も普通にやりこなしました。僕は寮生ではなかったので、朝6時半に家を出て、帰宅は7時半。1日の半日はバレエレッスンなので、頭も体もクタクタですが、それから宿題をやり。。。という日々です。それと僕たちの学年は幸い?3年連続ロイヤルオペラハウスでロイヤルバレエ団と一緒にくるみ割り人形に出演しましたが、その冬のシーズンはほぼ冬休みもなかったです。 Q: 11年生、ホワイトロッジでの最終学年はどのような感じでしたか? A: 卒業後に行く学校などのオーディションとGCSE(高校卒業試験)の両方があり、とにかくかなりのストレスでした。でもバレエの先生も教科の先生もとてもよくアドバイスをしてくれ、精神的にも支えてくれ、心強かったです。 Q: ロシア国立ワガノワバレエアカデミーにオーディションで受かった時はどう思いましたか?また世界のバレエ名門学校ですが(笑)プレッシャーはありましたか? A: 5年間ロイヤルにいたので、とにかく新しい環境、全く違うバレエスタイル、違う言語で、もう楽しみしか思いませんでした。でもやはりロシア人の先生たちに良い第一印象を持ってもらえるか不安はちょっとありました。 Q:丸1年過ごしてみて、どうですか?ロシア語は話せるようになりましたか? A: 正直、トレーニングは厳しかったです。今まで以上にバレエの時間が長かったです。他の10歳からずっとワガノワにいる生徒に比べると自分は直さなくてはいけないところがあるので、先生が直してくれるところを徹底して直す努力をしました。先生たちは厳しいですが、とても親身に生徒を思ってくれて素晴らしい先生たちです。 Q: この夏日本で公演があるそうですが。 A: 日本での公演はすごく楽しみにしてます。僕の他にワガノワの生徒が4人出演します。よかったら見に来てください。(笑) Q: それでは今日はありがとうございました。これからの益々のご活躍期待していますね。 A: ありがとうございました。 Hampstead Ballet School 主宰:アナスタシア・ウスペンスカヤ先生 http://hampsteadballetsch.co.uk/ https://www.instagram.com/hampstead_ballet_school/ https://www.facebook.com/hampsteadballetschool/ ワガノワバレエアカデミー卒業後、キロフ(現在のマリンスキーバレエ団、元プリンシパル)1996年よりロンドン北西部でバレエ学校を設立。多くの優秀な生徒を輩出。 Q:6歳の時にハムステッドバレエスクールにアロン君はレッスンを受けに来たと思いますが、その時の印象は? A:初めからとても好印象でした。生まれつき音楽性もあり、体のコンディションも良さそうだと言うのもありますが、しっかりと話を聞くことができ、それに従って行動できる生徒でしたから。 Q:いつ頃、もしかしたら彼はプロのダンサーに将来なれるのではないかと思いましたか? A:プロになれる可能性は直ぐに思いました。とにかく真面目で集中力もあり、人一倍に頑張り屋さんで、直さなくてはいけないところを素直に直します。 Q:9歳と10歳の時にロンドンチルドレンズバレエ団のオーディションに受かり舞台に出演しましたが、どう思いましたか? A:素直に嬉しかったです。どんな舞台でパフォーマンスをするということはダンサーにとって非常に貴重な経験です。小さい頃から出演し自身がつくと思います。チャーリー・チャップリンだって6歳で初舞台を踏みましたから!(笑) Q:アロン君はジュニアアソシエイツに受かり、その後ホワイトロッジのオーディションに受け、見事合格しましたが、そのオーディションプロセスは何か特別なことをしましたか? A:ジュニアアソシエイツに1年間通えたことはとても良かったと思います。そこでロイヤルバレエ式のマナーや姿勢、バレエスタイルなどを学べましたから。私が教えているのはロシアバレエですからロイヤルとはまた違います。しかし彼は私のアドバイスの元、ジュニアアソシエイツで学んだこととロシアバレエの両方の違いを体で覚え、バランスよく使いこなしていました。ホワイトロッジのオーディションですが、バレエは基礎が一番大事です。それを徹底的に教えます。彼の場合、9歳の時に既に大人のクラスも取っており、普通は11歳ー13歳が習うような難しいステップも既に習得していました。 Q:年に1、2回バレエの先生がホワイトロッジに自分の生徒の成長を見学できるようですが、どう思いましたか? A:アロン君をホワイトロッジで見るのはとても興味深かったです。というのも毎年先生が変わっていましたが、先生方のバックグランドがそれぞれ違いました。ワガノワの場合、ワガノワを卒業した生徒しか先生にはならなかったですね。 Q:5年間のロイヤルバレエスクールでのトレーニングを終え、9月からアナスタシア先生の母校でもあるワガノワに入学しましたが、このような日が来ると思っていましたか? A:そうですね。本当に彼が受かったという事を聞いて嬉しかったです。彼の体型ですとワガノワに行く方が良いのではないかと思っていました。本当にラッキーですね。 Q: 今後何を彼に期待しますか? A: 彼の将来は彼次第です。既に素晴らしいチャンスに恵まれているわけですから、どれだけ喜んでチャレンジに挑めるかという感じでしょうか?本当にソリスト、プリンシパルになりたいならば、100%全身全霊で取り組まなければ無理です。 Q: バレエダンサーになるには何が一番大事ですか? A: とにかくバレエを愛せる事。好きで好きでたまらないくらいじゃないとダメです。(笑) Q: ご自身はバレエの先生としてどう思われますか?優しい?厳しい? A: 私自身はとても優しい先生だと思うのですが、親御さんたちはみなさん、私を厳しいと言っているようです。 Q: 最後にバレエダンサーになりたい生徒さんたちへのアドバイスを A: 様々な役柄を学び、もちろんコンテンポラリーも、それから個々のドラマチックな感じや叙情的なものにチャレンジするのが良いと思います。

夢を追いかけて 〜バレエダンサー〜

今年18歳になる大澤ホロウィッツ有論(アロン)は3歳半から初めた少林カンフーを5歳でやめ、クラッシックバレエの道に進んだ。11歳でバレエの名門である英国ロイヤルバレエスクール、ロアースクール、通称ホワイトロッジと言われるリッチモンドパーク内にある学校に入学。毎年行われる進級...