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『洋子の美☆インサイドアウト』 ​Beauty Column 2 - ピーリングはお肌に必要か?(English coming soon)


🌸 記事の最後にある質問コーナーに取り上げさせて頂いた読者の方には琴葉ロンドンより基礎化粧品のサンプルを差し上げます。☺️

こんにちは。KOTOHA Cosmetics Londonのダイレクターで、美容スペシャリストの洋子です。

最近日本でもピーリングが流行っているようですね。

ピーリングにも色々種類があります。ケミカルピール、フルーツ酸ピールなどの薬剤を使ってお肌の表面を溶かす方法から、マイクロダームブレイジョンと言われるような、お肌の表面にスクラブの様な物を乗せ、それをじょりじょりとお肌に擦り込んでお肌に刺激を与えながら表面をピールする方法など。どの方法も家庭で出来る気軽なものから、美容外科やエステなどでする本格的なものまで色々あります。

家庭でのセルフケア用などで市販されているピーリング剤は主に安全性の高いフルーツ酸を薄い濃度で配合したものが多いですね。ちょっとしたくすみ、軽度の小鼻の黒ずみなどはこれらで解消できるかと思います。

「一回肌の表面剥がすことができたら、綺麗な肌になれるんかな?」

って誰もが思う事があるんではないでしょうか。しみ、肝斑、吹き出物の跡、くすみ…これらをペロッとはがすことが出来たら。。。!

10代の頃からお肌の悩みが尽きなかった私はとにかく美肌になりたくてあれこれ試行錯誤を繰り返し、今思えば恐ろしい事をお肌にしていたこともあります。その中に、ピーリングがあります。とにかくはがしてゆけばそのうち綺麗なお肌になるだろうと信じたのです。

濃度の濃いピーリング剤を繰り返した私の頬は真っ赤に毛細血管が浮き出た状態になり、その後、どんな化粧品を付けてもかゆみを起こす、酷い敏感肌になってしまいました。表皮が回復した後も、敏感肌はかなり長い間続きました。しかも薄くしたかったシミはむしろ濃くなってしまい…。

こういった私の非常に未熟な知識からやってしまった失敗からも、私はスキンケアアドバイスをするときは、ピーリングは半年に1回、若しくは1年に1回でも良いと言っています。普段から、毎日メイクを綺麗に落とし、正しい洗顔、保湿をし、お肌の28日周期のターンオーバーは正常に保つことが出来ていれば、くすみや黒ずみは防ぐことができます。

ただし、出来てしまった小鼻の黒ずみなどに関しては、1か月に一回くらい、優しいピーリングで部分ケアしてあげるのは良いかと思います。

基本的に日本人のお肌は表皮が薄いと言われています。それゆえ、ピーリングをやりすぎると私の失敗の様な事になりやすいのです。もともと敏感肌の人は特に気を付けてくださいね。

 

🌸 読者からの質問コーナー 『美容のことは洋子に聞け!』🌸

Kさん 34歳会社員 ロンドン在住 

質問:正しい洗顔の仕方はありますか?

洋子:洗顔するうえでの注意点

洗顔の基本は、優しく、こすらない。日本では、「泡洗顔」が良いと言う風潮がありますが、「泡立つ」洗顔が良い、と言うのではなく、泡がお肌をこすりすぎる事を防ぐと役割があるので、「泡洗顔=優しい」という考え方になったようです。イギリスで売っている洗顔料は日本のものほど泡はたちません。あんまり泡が立つのはその分強い洗浄成分が入っているから肌に負担が大きい、と言う考え方だと思います。それぞれの場所で考え方は違いますね。どんな洗顔料を使うにせよ、基本である、「優しく、こすらない」と言うルールを守れば、大丈夫。正しい洗顔法は美肌を作る上の大切なファーストステップ。洗顔方法、是非見直してくださいね。

小幡洋子

奈良県出身。1996年に渡英。マンチェスター、バーミンガムで学業を終了したのち、ロンドンへ。2010年に化粧品製造、EU Cosmetic Legislationの事を学び、オリジナルフォーミュラのスキンケアヘアケア商品を開発。以来研究、改善を重ね、2015年に一般販売許可を取得。2016年にKOTOHA Cosmetics Londonを設立。同年には優秀なナチュラルプロダクトに贈られる賞、Janey Loves Platinum Awardを受賞。商品の知名度を上げるべく奮闘中。猫大好き、そして熱烈な阪神タイガースファンとしても巷では有名。https://www.kotohalondon.com/

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