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Yasuaki Shimizu & Carl Stone at Barbican LSO St Luke's

From left, Carl Stone, Yasuaki Shimizu, Ray Kunimoto (c) photo: Barbican

Yasuaki Shimizu & Carl Stone at Barbican LSO St Luke's

清水靖晃&カール・ストーン バービカンLSOセント・ルークス

2018年7月8日

Barbican Centre

LSO St Luke's

www.barbican.org.uk/

7.30pm

Carl Stone electronics

Kikabou

Ham Ji Park

Attari

8.30pm

Yasuaki Shimizu tenor saxaphone, elextronica

Ray kunimoto electronics

Carl Stone electronics

Yasuaki Shimizu (c) photo: Barbican

清水靖晃氏は、1954年静岡県出身のサクソフォン奏者、作曲家、音楽プロデューサー。バッハを独自に解釈した創作活動で、その名を知られるようになった。幼少よりピアノを習得することにより、音楽への興味は強く、1970年代には様々な楽器を扱うマルチプレイヤーとなり、中でもサクソフォン演奏は秀でた才能を表すようになる。78年に自作曲を含むソロアルバムを発表し、坂本龍一氏など様々な音楽家と共演するようになった。1985年から1991年にかけ、パリとロンドンに活動拠点を移し、海外で活躍するアーチスト、ミュージシャンともコラボレーションをしながら、今までにない新しい音楽を学んでいった。演奏だけではなく、作曲家、編曲家、プロデューサーとしても、北島三郎氏、美川憲一氏など、国内外を問わず、有名歌手の音楽制作も手がけ、映画、ドラマの音楽も担当するなど、多彩な人物である。

今回のコンサートで初めにソロ演奏をしたカール・ストーン氏との出会いは2004年、銀座であった。清水氏をカール氏に紹介したのは、彼らの共通の友人であり、イギリス人音楽家のマイケル・ナイマン氏であった。このナイマン氏であるが、90年代に映画「ピアノレッスン」のサウンドトラックを作曲した人でもある。ストーン氏が清水氏に初めて会ったとき、ユニークな音楽性に興味を持ったそうだ。そしてこのようなコラボレーションがロンドンのバービカンで実現。彼は過去にも共演しており、彼のYouTubeチャンネルでもその模様を見ることができる。

Carl Stone (c) photo: Barbican

ストーン氏のソロの演奏が始まり、1曲目から度肝を抜いた。初めはベースの単調な音、そして次第に音を複雑に混じり合わせていく。打楽器の音も入り、テクノ調からアフリカ音楽のように変わり、またラップのようにもなった。彼の曲は一度聞いて見なければ想像できないほど独特であり、文章では簡単に言い表せない。1つの曲が次から次へと変化し、最後には全く違うものになる感じであり、全ての音が主役、自己主張をそれぞれしながら共鳴している音楽と言えばいいのだろうか。

インターバルを経て、清水氏が舞台に登場。テナーサックスで、音を1つ1つ出していき、electronics 担当の國本怜氏が素晴らしい技術で、音を重ねていく。こうやって生のサクソフォンの音を聞いたのは私自身、かなり久しぶりであり、その深みのある音色を懐かしく思った。ステージの後ろの窓からは日が徐々に沈み始めるのが見え、清水氏のサクソフォンと共に幻想的な雰囲気を醸し出していた。彼は5曲を披露、そして客席はスタンディングオベーション。アンコールではストーン氏も参加し、3人のコラボレーションになった。そして観客は皆、満足そうに会場を後にした。

From left, Yasuaki Shimizu, Ray Kunimoto 観客スタンディングオベーション (c) photo: Barbican

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