英国で教育しよう!長男の巻:ナーサリーとプレ・プレップスクール その1

10.09.2018

 

 

英国で教育しよう!長男の巻:ナーサリーとプレ・プレップスクール その1

 

 夫の仕事でロンドンにやってきた時、長男は3歳で、あとひと月ほどで4歳になる所だった。二男は生後3ヶ月。夫は先にロンドンに赴任していたので私は幼い子二人を連れて成田から飛び立った。幸い、里の母と弟がイギリス旅行を兼ねて一緒について着てくれたので、道中特に不便はなく、既に夫が用意していた家に無事落ち着いた。3ヶ月ぶりに夫に会った長男が、よっぽど嬉しかったのだろう「これからは皆一緒に住もうね。」と嬉しそうに言った言葉が今も忘れられない。母たちと皆でウェストミンスター寺院やロンドン塔などの観光スポットを回遊する等楽しく過ごした後、二人が帰った直後から長男の幼稚園探しが始まった。暗中模索ではあったものの、夫が仕事関係の英国人からフェニックス・スクールといういい幼稚園があると聞いてきたので電話をして訪ねていった。入り組んだアパートの建物の何室かを校舎として使っているその学校の概観は日本には見当たらない。昔から建っている建物をそのまま学校に使うとそうなってしまうのだろうが、入り口は中二階で間口は狭く奥に向かっていくつか教室が並んでいた。豊かな白髪と白髭を蓄えた包容力のありそうな白人の老紳士が校長先生で私を迎えてくださった。しかし一言目に、「もう定員いっぱいです。」と断られてしまった。英国は9月から新学期が始まるのにも拘らずロンドンに着いたのは7月で、既に夏休みに入っていたので仕方のないことだった。しかし、「メーダヴェイルにウィンドミル・モンテッソーリ・スクールといういい学校がありますよ。」と言って電話番号をくださった。とにかく何も分からなかったので言われるがままにそこに電話して約束をとり車で訪ねていった。こちらの校長先生は真面目で親切そうなフランス人で、9月から空きがあるので入れてくれるということだった。教室は3つほどしかなく、それに庭がついていてこじんまりとした学校だった。4歳児でも一日のカリキュラムは9時から16時までということだったが慣れるまでは午前中だけにしてはどうかと言うので、そうすることにした。こうして9月から長男にとって初めての英語の学校生活が始まった。

(続く)

 

 

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*学校区分の日英比較は大体下記のとおり。(英国日本婦人会発行『ロンドン暮らしのハンドブック』2017年5-8改訂版p。35参照)

 

 

Miho Uchida/内田美穂

聖心女子大学卒業後外資系銀行勤務を経て渡英、二男一女を育てる傍らオペラ学を専攻、マンチェスター大学で学士号取得。その後UCLにてオペラにおけるオリエンタリズムを研究し修士号取得。ロンドン外国記者協会会員(London Foreign Press Association)。ロンドン在住。ACT4をはじめ、日本の雑誌にて執筆中。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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