Fashion Week 2018

02.10.2018

 Fashions Finest UK SS19 (c)photo:Chikako Osawa-Horowitz

 

 

Fashion Week SS19

ファッションウィークSS19 

 

今では毎年9月と2月に恒例になったファッション・ウィーク。ニューヨークを皮切りにロンドン、パリ、ミラノと続く。その中でもロンドン・コレクションは、1984年3月、国際プレタポルテイベントとして第一回目が開催された。その当時は参加デザイナーは15ブランド。現在では老舗ブランドのバーバーリーダンヒル、DAKSだけではなく、若いデザイナーを発掘する場所としても注目集め、キャット・ウォーク終了直後よりオンラインでの販売サービスなど、様々な試みもされている。今回も多彩な2019年春夏物ロンドン・コレクションを堪能することができた。

 

 

Fashions Finest Show in UK at The Grand Connaught

 

ロンドン・ファッション・ウィークの中でも私が毎回プレスとして招待されるファッションズ・ファイネストのイベントは数多くのイベント賞を受賞し、「多様性」をテーマとして知られるようになった。

 

9月15、16日と二日間、37デザイナーがそれぞれの新作を披露。2日目午後はファッション業界で活躍するゲストを迎えたトークイベントもあり、ファッション界も日々変わりつつあると感じさる内容であった。

 

この「多様性」をテーマとしているファッションズ・ファイネストの主宰、デブラ・セント・ルイス氏はドレスメイカーの母を持ち、自らも洋裁を学び、またモデルとしても活躍していた。2009年よりこのファッションイベント業を立ち上げ、今日に至る。以前のファッション業界はデザイナー、モデルは白人が99%を占め、他の有色人種はなかなか踏み込めない業界の1つであったそうだ。彼女自身黒人であり、その経験を踏まえ、最大の強みである「多様性」をテーマに人種、年齢、体型、健常者/非健常者を問わず、手頃な価格でファッションショー行えるプラットフォームを作り上げ、デザイナーやモデルが活躍できる場を提供している。

 

 

Diversity 多様性

 

中でも注目だったのは、オーストラリア人で自閉症を患いながら立派にモデル業をこなすマデレインとブラジル人で元パラリンピック選手、車椅子のモデルのサマンサを起用していることだ。彼女らは2日目のトークショーで、他のゲストと共に自らの経験を私たちに共有してくれた。「自閉症だから、車椅子だから、ファッションショーのモデルにはなれない」という常識を見事に覆し、また、黒人モデルエージェントのパイオニアでもあるソラ氏は「昔は黒人モデルといったらナオミ・キャンベルのみだった。いかに他の人種や非健常者が様々な事をチャレンジするのに苦労しているか」と熱く語った。確かに公の場で非健常者、マイノリティーの活動はとても繊細に扱われ、さらに人の目にさらされ、見世物になるイメージも強く、非難を浴びることもしばしばあるという事も。

 

 Fashions Finest UK SS19 (c)photo:Chikako Osawa-Horowitz

 

 Fashions Finest UK SS19 (c)photo:Chikako Osawa-Horowitz

 

 

しかし本人がそれでもモデルとして活躍したいという熱意がある限り、それは彼女たちの人生であり、他人がとやかくいうことではないのではないだろうか。最近では尋常性白斑*を持つスーパーモデル、ウィニー・ハーロウも素晴らしい活躍している。

 

そして今年、ロンドンコレクション主催のブリティッシュ・ファッション・カウンシル(BFC)は動物の皮革を使用したアイテムを全てのショーで取り扱わないと発表。毎回、ファッションショー開催期間中、動物愛護団体が派手にデモを繰り広げてきたが、メインメディアで取り上げられることはほとんどなかった。

 

また、ミラノ・ファッションウィークもかなりの注目を集めた。アーノルド・シュワルツェネッガー主演、「トータル・リコール」(1990)で3つの乳房を持った売春婦が登場するが、そのアイディを用いた、人工で作られた3つの乳房を付けたモデルが登場した。デザイナー曰く「ただ単にトータル・リコールのイメージとしてではなく、政治的な意味合いも含まれる」と。また、このモデルの一人の母は2年前に乳癌に罹り、悲痛な現実を突きつけられたが、今回のキャット・ウォークで自分たちの未来が、どのようなものである可能性があるかを表現する勇気を持ったと語っていた。他にも映画「ブレイドランナー」のような未来的、ネオン柄のデザインも登場し、ますますファッション界も多様性を求め、今までの価値観にチャレンジするような改革がされているのであろう。

 

*尋常性白斑:皮膚の色が抜け白い斑点ができる慢性的な皮膚疾患

 

 

未来のファッション?!

 

こちらは27年の研究から85%の確率で人類の未来を予測できるというイギリスの未来学者、物理学者であるイアン・ピアソン博士の著書、「ファッション・トゥモロー」(英語版)があり、ホログラムや様々なテクノロジーで人々のファッションも変わって行く可能性があるという内容である。なかなか常識破れな面白い内容となっている。

 

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ファッションズ・ファイネスト参加デザイナー

9月15日

2pm

Misora Nakamori (Rrance)

Romina Dorigo (Italy)

Louisa Moody (Wales)

Gauhar Ali (Italy)

Yurita Puji (Indonesia)

 

 Fashions Finest UK SS19 (c)photo:Chikako Osawa-Horowitz

 

 

4pm

Claud Fürst (UK)

Mena Odi Collections (UK)

George + Ginger (USA)

House of Delire (USA)

Linda Blissett (UK)

Shay Jaffar (USA)

Jeanette Young London (UK)

 

7pm

Colleen Morris (UK/USA)

Glamour Hunter (Spain)

Jadau by Kanwal Toor (UK/India)

LeViCo (Indonesia)

Sander Bos (Brussels)

Relax Baby Be Cool (Estonia)

 

9月16日

2pmトークショー

Host: Gayle Thompson (女優、プレゼンター)

Sola Oyebade: Director of Mahogany Model Management

Samanta Bullock: Ex Paralympian & wheelchair model

Markus Roberts-Clarke: BMA Model (LGBY community)

Rosanne Stuart: Manager to the first down syndrome model who shared their experience

 

4pm

Hope Macaulay (Ireland)

Velika Hartono (Indonesia)

Georgina Dee (UK)

Two-day (USA)

Lian Cara (Wales)

Adejo (Nigeria)

13 Magpie Studios (UK)

 

7pm

Louise Clark Design

John Hererra

Maddy Stringer Design

Roe Red Couture

Rose Connor

Vaseghia

Quillattire

Exhibit69

Haus of Ra

Giebultowski

A Star Is Born UK

Caivo

 

 

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