2019年ロイヤル・バレエ・スクール卒業公演と卒業式

19.07.2019

 2019年7月卒業生(C)Photo by RBS

 

 

Royal Ballet School Graduation Performance & Ceremony on 14 July 2019

2019年7月14日 ロイヤルバレエスクール卒業公演と卒業式

 

今年は21人の生徒が見事ロイヤル・バレエ・スクールを卒業した。ロイヤル・バレエ・スクールは7年生(11歳)からトータル8年間のバレエ・トレーニング・プログラムを提供している。しかし、毎年進学試験があり、無情にも高い倍率をくぐり抜け、入学した生徒でも最終学年にまで残るのは本当に一握りなのだ。

 

21人の中で見事8年間トレーニングを終えた生徒は5人。そのほかは国際バレエ大会などで入賞し、途中から編入してきた生徒である。

 

卒業生は以下:
Damen Axtens
Madison Bailey
Matthew Bates
Liam Boswell
Tobias De Gromoboy
Raphael Duval
Brayden Gallucchi
Leo Hepler
Miyu Kawamoto
Sarah Keaveney
Matthew Keller
Bomin Kim
Victoria Norris
Davi Ramos
Johnny Randall
Simon Regourd
Kele Roberson
Freya Wilkinson
Ellie Young
Ginevra Zambon
Xinyue Zhao

 

*太字は11歳から最終学年までトレーニングを終えた生徒

 

 

また彼らの就職先はロイヤル・バレエ団、バーミンガム・バレエ団、中国国立バレエ団、ノルウェー国立バレエ団、スェーデン王立バレエ団、チューリッヒ・ジュニア・バレエ団、バイエルン国立バレエ団、ボルドー・オペラ座バレエ団、オランダ国立ジュニア・バレエ団、オランダ・ダン・シアター2、シビウ・バレエ団、そして他にはミュージカル・シアターにキャリアを転向する生徒もいる。

 

 

演目:
「La Valse」 
振付:フリードリック・アシュトン
出演:アッパースクール1年、2年、3年生

 

ロイヤル・バレエ団を代表する振付師、アシュトン氏の作品「La Valse」は 19世紀のウィーンの王室を舞台にとし、華やかな社交界のイメージを見事に再現していた。衣装は黒を基調としたシックな色合いの中にエレガントさを含んでいる。

 


「Bottega」
振付:ペタル・ミラー・アシュモル
出演:ロアースクール10年、11年生

 10年、11年生による「Bottega」(C)Photo by RBS

 

 

「‘Scottish Dancers’ from Flowers of the Forest」
振付:ディビッド・ビントレイ
出演:アッパースクール3年生

 3年生による「‘Scottish Dancers’ from Flowers of the Forest」(C)Photo by RBS

 

 

ディビッド氏は元々バーミンガム・バレエ団の芸術監督であり、この作品は彼の引退を記念して作られた。躍動感のあるスコティッシュダンスであり、観ている観客も心が弾むような作品である。

 

 

「Start Again」 
振付:アッパースクール3年生、カイル・ロバーソン
出演:カイル・ロバーソン

 カイル・ロバーソンによる振付/出演「Start Again」(C)Photo by RBS

 

 

生徒本人の振付とは思えない程の素晴らしい作品であり、また彼の動きもしなやかで美しく、この公演の中で一押しといえよう。

 

 

「Simple Symphony」
振付:アラスター・マリオット
出演:アッパースクール2年生

 「Simple Symphony」(C)Photo by RBS

 

オレンジのユニタードを身につけたアッパースクール、2年生の五十嵐大地氏も高いジャンプを披露。来年はいよいよ最終学年となり今後の活躍が楽しみである。

 

 

「Pulse」
振付:ゴヨ・モンテロ
出演:アッパースクール1年、2年、3年生

 アッパースクール生徒による「Pulse」(C)Photo by RBS

 

音楽と証明、ダンサーの動きが幻想的であり、思わず観いてしまう作品であった。

 

 

「Excerpts from Swan Lake」
振付:マッツ・エク(1987年)
出演:アッパースクール3年生

 Johnny Randall (C)Photo by RBS

 

 

Bomin Kim, Ginevra Zambon, Freya Wilkinson (C)Photo by RBS

 

 

チャイコフスキーのオリジナル版白鳥の湖の曲を使用し、1987年にクルバーグ・バレエ団のために作られた作品。滑稽な動きの振り付けが特徴。

 

 

「Untied, Undone」
振付:アシュリー・ページ
出演:アッパースクール1年、2年、3年男子生徒のみ

 

ページ氏は近年、ロイヤル・バレエ団でドラマチックな新しい演目を披露し、高い評価を受けた若手振付師である。その彼女がロイヤル・バレエ・スクールの男子生徒のみを起用した新作。

 

 

「Paquita」
振付:マリウス・ペティパ
出演:ロアースクール7年、8年、9年生、アッパースクール1年、2年、3年生

Bomin Kim (C)Photo by RBS

 

 

ペティパ氏の代表作の1つともいえるパキータ。ロアースクールの生徒たちが可愛らしく踊り、アッパースクールの生徒が華麗な踊りを見せてくれた。

 

 

「Grand Défilé」
全校生徒 8学年

 ロイヤル・バレエ・スクール全校生徒(C)Photo by RBS

 

 

やはりロイヤル・バレエ・スクールの卒業公演の締めはこれしかないであろう。最年少学年から最終学年まで、各学年ごとに短い踊りを披露し、最後に全8学年が学年ごとの決められたバレエ衣装を身につけ舞台に勢揃いする。この日のオペラ・ハウスは生徒たちの家族、親戚、学校、バレエ関係者、熱狂なバレエファンで埋め尽くされた。このように8年間かけて徐々に進化していく生徒を間近に見られるのはこの日しかないのである。過去10年間卒業公演を見続けているが、毎年、このディフィーレを見ると感動のあまり、胸が熱くなって涙がこみ上げそうになる。

 

バレエの世界は厳しく、人よりもたくさん努力したから、練習したからといって、皆がプロになれるとは限らない世界である。しかしそれでもこの総合芸術であるバレエには自分の人生を賭けても努力したいと思える魅力がたくさんあるのだ。

 

今年も多くの感動をありがとう。卒業生の皆さん、本当におめでとう。そして今後の彼らの活躍に期待したい。

 

 ロアースクール7年生から在学したサラ・キブニー (C)Photo by RBS

 

 

 2019年7月卒業生(C)Photo by RBS

 

 

 2019年7月卒業生(C)Photo by RBS


 

 

 

 

 

 

 

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