Rambert School of Ballet and Contemporary Dance/ ランベールサマースクール2019

08.08.2019

サマースクール最終日発表会、樋笠あゆみ氏のバレエクラス

(c)J News UK. photo: Chikako Osawa-Horowitz

 

 

ランベールスクールはダンスを通じて生徒たちの個性とクリエィティブさを最大に生かすことを目的としたクラシックバレエとコンテンポラリーの両方を学べる、英国内では希少な学校である。

 

この学校は、ポーランド人でバレエリュスで活躍したバレリーナ、マリア・ランベールによって1920年にケンジントンで開校された。のちに現在のロンドンの南西郊外に学校は移り、1985年正式に「ランベール・スクール・オブ・バレエ・アンド・コンテンポラリーダンス」に改名。ランベール氏は常々「ソーセージ工場のような同じタイプのサンサーを育てない」という事をモットーに、各ダンサーには創造性、直観力、芸術的表現力を育成するトレーニングを主体に行い、その彼女の精神は100年経った今日でも引き継がれている。

 

また2005年からは英国ケント大学と提携し、高等教育である、大学基礎課程コース、学士コースとしてダンス、またはドラマ学部を専攻することもできるようになった。また、ランベール・ダンス・カンパニーとも強く結ばれており、多くの卒業生がカンパニーに就職、または世界中でダンサー、振付師として活躍している。

 

毎年7月下旬から8月上旬に行われているサマースクールは、日本からも数人の生徒が参加している。今年は17歳の女子生徒4人と男子生徒1人が、日本でのワークショップ、大会などで実力を認められ、入学許可やスカラーシップを獲得し遥々イギリスまで来ていた。

 

・村田迅さん(17)

去年12月に大阪でランベールスクールワークショップに参加し、校長からサマースクール受講許可

 

・菊地春花さん(17)

横浜コンクールにてスカラーシップ

 

・荒舩美琴さん(17)

横浜コンクールにてスカラーシップ

 

・坂井田祥子(17)

全国MIEバレエコンペティションにてスカラーシップ

 

・上野愛佳(15)

全国プレバレエコンクールin相模原にて受講許可

 

クラッシックバレエの講師は日本人の樋笠あゆみ氏。レッスンは英語で行われるが、レッスンの合間のひと時は先生と日本語で話せるチャンスもあり、英語に自信のない生徒でも講師の精神的なサポートは絶大であろう。樋笠氏は英国ロイヤル・バレエ・スクールに留学。そして卒業後、ロイヤル・バレエ団、サドラーズ・ウェルズ・バレエ団に所属し、世界中を公演した経歴を持つ。彼女の他にも多くの優秀な講師がこの学校で教えている。

 

今日、ローザンヌ国際大会を始めさまざまなコンクールでクラシックバレエの他にコンテンポラリーが必修となり、クラシックが踊れただけでは入賞することが難しくなっている。またプロの世界でもコンテンポラリーダンサーの需要は伸びていると言えよう。

 

特に日本ではコンテンポラリーをしっかりと教えられる講師も教室も少ない中、このように本格的にクラシックバレエとコンテンポラリーを学べるダンス学校はランベール以外ないのではないだろうか。

 

参加した生徒からも「日本では学べないことや、英語環境でのレッスンなど自分たちにとって、とても貴重な経験になった」「コンテンポラリーはクラシックと違い、型が決まっていないため、想像力や表現力を必要とし、音楽に合わせて体を好きなように自由に動かし続けるということがとても大変だと気づけた」とも語ってくれた。樋笠氏は厳しい先生ではあるが、生徒一人一人の母親のように彼ら、彼女らの将来を常に考え指導してくれている。

 

バレエ講師、樋笠あゆみと日本人留学生 (c)J News UK. photo: Chikako Osawa-Horowitz

 

 

 

Rambert School of Ballet and Contemporary Dance

 

Clifton Lodge, St. Margarets Drive Twickenham TW1 1QN 

T +44 (0) 208 892 9960 

E info@rambertschool.org.uk

 

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