ビクトリア&アルバート博物館にて着物展

展示会入り口 ©️ J News UK. Photo: Chikako Osawa-Horowitz

ビクトリア&アルバート博物館にて着物展

Victoria & Albert Exhibition Kimono: Kyoto to Catwalk

着物ブーム到来!

日本のアニメをはじめ、ゲームやJホップなどの日本文化は今や世界中に浸透し、様々な日本関係のイベントが至るところで行われている。アニメやゲームキャラクターをモチーフにしたコスプレも大人気となり、特に侍の衣装や現代風にアレンジされた着物のコスプレも多く見受けられる。また、日本を代表するカンサイ・ヤマモト氏やジュンコ・コシノ氏らの着物をベースにした斬新なデザインは世界中のファッション界に多大な影響を与え続けている。

そして今回、ビクトリア・アンド・アルバート博物館で大体的に「京都からキャットウォークまで」とタイトルの着物展が2月29日から6月21日まで開催されている。

この展示会は着物の魅力を様々な角度から表現した催し物になっている。日本古来からどのように着こなされてきたか、どのように作られているか、生地の種類、季節毎の着物の種類、中世から外国でも着物が愛用されていた様子など歴史的背景を観る事ができる。また、着物を現代風にアレンジしたものも多く展示され、着物の未来を感じる事ができる。

©️ J News UK. Photo: Chikako Osawa-Horowitz

©️ J News UK. Photo: Chikako Osawa-Horowitz

©️ J News UK. Photo: Chikako Osawa-Horowitz

©️ J News UK. Photo: Chikako Osawa-Horowitz

©️ J News UK. Photo: Chikako Osawa-Horowitz

今回はこの展示会を裏方として支えているロンドン在住の佐藤まみこ氏にお話を伺う事ができた。

J:この展示会の魅力を簡単に説明して頂けますか?

S:会場は日本の四季をイメージした内装を主体とし、流れてくるサウンドと共に日本の自然美を着物を通して表現しています。来客者が視覚だけでなく聴覚からもこの展示会を楽しめるようになっています。展示されている着物は珍しいものが多く、戦国時代の着物をはじめ、ハリウッドの着物、有名デザイナーの着物、日本の現代若手有名作家着物も展示されています。着物がもたらしたファッションへの影響を時代別に楽しくご覧頂けると思います。

J:今回はどのようにこの展示会に関わっていますか?

S:マネキンのボディシェーブ作りと、マネキンの着付です。使用したマネキンは、とてもメリハリのあるマネキンでしたので、着物に合うように平たい真っ直ぐな体に作り直す事をしました。そしてオープニングのキュレターさんの着付けやヘアーの準備などをさせて頂きました。本当に有り難いことに「Kimono Styling」 として、V&Aからクレジットを頂きました。

J:現在どのような活動/仕事をされていますか?

S:長年、英国ロンドンで美容師として働いており、ヘアカット、カラーリングなど美容としての一般的な事の他に、Kimono de Go Ltd という、着物レンタル、着付け、髪結いなどをする事業を立ち上げ、着物関係の仕事もしています。そしてこの仕事をしていく中で、外国でも日本の美に目覚めた外国の方と我々日本人と、和洋折衷、様々なコントラストはあるものの、お互いの良いところを引き出し合うと、こんな素晴らしいものになると気づかされました。着物レンタルの仕事では、着物のダメージも出て来ることも多く、着物作家の方々が作られたデザインを活用して、着物の柄を使ったドレスにアレンジし、ドレスのレンタルも始めました。

その他にも、毎年9月に行われるジャパン祭りをはじめ、田中裕子日舞おさらい会にて、「Kimono de Go」ブランド「朱雀」という名前でドレスの紹介もしています。そこでは着物の生地にこだわったドレス「朱雀」をボリウッドダンサーやバレエダンサーにモデルとして身につけてもらい、着付け師、美容師、ダンサー、音楽をコラボレーションさせた舞台の総合演出なども行なっています。私のコンセプトはあくまでも和洋折衷です。

J:今後はどのようにいまされている事を展開していきたいですか?

S:このような素晴らしい展示会に関われ誠に光栄であると共に、これからどう展開していくのかというのは私の今後の課題です。もちろん着物というスタイルをキープしていくためには、着物をどのように着こなしていくか、ということも踏まえ、今までのような日本人独自の着物の着方というよりも着物という形から進化したスタイル - 私のコンセプトとスタイルをより多くの方々に伝えられるように活動していきたいと思っています。着物をという名の形ではあっても、日本人独自の着物の着方だけで着物を止めておくのはもったいない気がします。そして、着物という形のデザインを考え作られてきた工芸職人さんたちの技、作品が、姿、形が変わっていっても、世界の人にもと知っていただきたいですし、微力ながら、お手伝いをしていきたいと思っております。

J:お忙しい中、着物に対する熱い思いを語って下さりありがとうございました。日本人の一人として今後のご活躍を楽しみにしております!

(From Left) V&A Anna Jackson, Mamiko Sato, Masami Tanaka

©️ Kimono de Go. Photo: Mamiko Sato

(From Left) Mamiko Sato, V&A Josephine Rout,

Sonoe Sugawara: Furuki Yo-Kimono Vintage,

@matorosarii

©️ Kimono de Go. Photo: Mamiko Sato

Victoria and Albert Museum

Exhibition Kimono: Kyoto to Catwalk

2月29日から6月21日まで

Cromwell Road London SW7 2RL

Museum opening hours

Daily: 10.00 – 17.45 Friday: 10.00 – 22.00

博物館内のお土産屋 ©️ J News UK. Photo: Chikako Osawa-Horowitz

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