top of page

グレンジ・パーク・オペラ (GPO) の Lost Season ならぬ Found Season!


「森の劇場」でソーシャルディスタンシングを保ちながら演技するスーザン・ビックリーと

マシュー・ブルック ©︎Grange Park Opera

グレンジ・パーク・オペラ (GPO) の Lost Season ならぬ Found Season!

英国における夏のカントリーハウス・オペラ・フェスティバルはコロナウィルス感染拡大の為に全てが閉鎖されましたが、GPOの不屈のCEO、ワスフィ・カーニ氏はそのまま引き下がるような女性ではありません。カーニ氏は言います。「私は2020年夏の事は「ロスト・シーズン(Lost Season)」として一生覚えているでしょう。けれども芸術の世界は現状でも活動しています。ですから私は単に過去の作品をオンラインで配信するだけではなく新たな作品を「発見されたシーズン(Found Season)」として世界中の大勢の人々にお届けします。

この「Found Season」は15の上演作品から成り立ち6週間に渡って6月4日から7月12日まで配信されますが、GPOのウェブサイトwww.grangeparkopera.co.ukから観ることができます。

イングリッシュ・ナショナル・バレエ(ENB)のダンサーをも含んだ世界中のトップアーティストたち70人以上がそれぞれの演目で出演します。15の作品の内7つはオンラインを使ってアーティスト達が遠隔から演奏しますが、その中にはウェールズの自宅から参加するスーパースター達、ブリン・ターフェルやサイモン・キーンリーサイドもいます。またテノールのスーパースター、ジョセフ・カレヤもマルタ島から出演します。

残りの8作品はGPOのオペラハウス、「森の劇場」から上演されます。政府が決めたソーシャル・ディスタンシングのルールに則った演奏です。演目の一つ、ピアニストのイエイン・バーンサイドがリアレンジした「屋敷からの眺め(View from the Villa)」はワーグナーとマティルデ・ヴェ―ゼンドングの不倫を描いた音楽劇で、ワーグナーの作曲した音楽がふんだんに盛り込まれています。ワーグナーファンは必見です。ハイライトの一つは、ロデリック・ウィリアムがシューマン作曲のリーダークライス作品24を披露する演目です。その他、著名なピアニスト、パヴェル・コレスニコフがショパンやベートーベンの作品を演奏したり、ENBの芸術監督、タマラ・ロホが振り付けしたパ・ドゥ・デュをENBのプリンシパル・ダンサーである高橋絵里奈とファースト・ソロイストのジェームズ・ストリーターが踊るなど、興味深い演目が目白押しです。そしてシーズンの締めくくりには、シュトラウスの「メタモルフォーゼン」をロンドン・シンフォニー・オーケストラ、イングリッシュ・ナショナル・オペラ、ロンドン・フィルハーモニック・オーケストラの楽器奏者総勢23人が集まって演奏します。一人当たり5.37平米のスペースを保持しての演奏です。

カーニ氏は言います。「グレンジ・パークオペラはいかなる時でも刺激的で魂を震わせるような音楽を人々に伝えたいと思っています。2020年のフェスティバルはなくなってしまいましたが、新たな「Found Season」も音楽の持つマジカルな力を皆様と分かち合える素晴らしいものになると思います。」

皆さまぜひお楽しみください。

演目等の詳細は下記のウェブサイトで見ることができます。

イエイン・バーンサイド ©︎Grange Park Opera

スーザン・ビックリーとイエイン・バーンサイド ©︎Grange Park Opera​

ロデリック・ウィリアムズ ©︎Grange Park Opera​

Found Season 開催の経緯を話すグレンジ・パーク・オペラCEOのワスフィ・カーニの動画

bottom of page